デイトレード
デイトレードとは株式や先物などの金融取引を行うにあたり、同一取引日の内に売買の清算をして手持ちの売買残高を残さない取引手法のことです。
日本語でいうと「日計り商い(ひばかりあきない)」となります。
金融自由化前には株式市場などの投資市場の取引手数料は法定でかなり高めに設定されていました。
また、信用取引やレバレッジに対する規制も大きく、小額の資金で投資を始める一般投資家がデイトレードを行うのは事実上不可能だったのですが、金融自由化により個人でもデイトレードを行うことが可能な環境が調いました。
デイトレードが注目されるのは1日で数億円を稼ぐとか、年間の利回りが1000%以上とかいうエリートトレーダーが存在するからなのですが、もちろん短期投資なので儲けの同額の損失が他の投資家に発生しているので、少数の成功者、大多数の敗北者というのが現実です(投資市場では当然のことですが)。
しかし、デイトレードに持越取引にはないチャンスがあるのは、分刻みの株価チャートを見ればわかることですが、値動きの大きなトレンドの間に細かな上下の山が多数存在し、この山の数だけ損益を出す機会があるからです。
1取引日の中で何度も起こる小さな価格変動の全てで利益を出しつづければ、この長期投資では捨てている利益を全て拾うことになります。
それだけに、デイトレードは労働集約的です。
複数のコンピュータモニターを睨み付け、ほとんど休まずに売買の決定を繰り返します。
正しい判断を出し続ければ最大の投資利益を得られますが、失敗を繰り返せば、全てが徒労で1日で投資資金を失うことにもなります。